雪の温泉街、おかしさは雪のように Part3

「ああ、たくさん出ましたね」と佐和子さん。
ええっ、いつ射精したんだよ、俺。それにフェラもなければ、指入れもなかったと記憶しているが・・・。
「少し時間があるので、息子の話を聞いてくださいな。サッカー部が県の強豪相手と試合をするというので、応援に行ったんですよ。息子のポジションはミッドフィルダーなんですけど、相手の選手に足を蹴られて・・・」
佐和子さんは熟れた体を俺の体にくっつけて、添い寝しながら息子の話を続けた。俺は半分眠りながら、「ああ」とか「うん」とか返事をしていたようだ。
気がついたら、1時間もオーバーしていた。
「おにいさんがあまりにも気持ちよさそうにしていたから、声をかけませんでした。連れのお客さんはもう宿泊先に帰られたみたいですよ。外はまた雪が降りはじめました。これだけ足元が悪いと今日はもうお客さんは来られませんから、もう少し息子の話を聞いてください」
俺は起き上がる気力が失せていたべ。
「・・・それでね、息子の進路なんですけど・・・、公立高校がいいのか、私立がいいのか・・・ええ、成績はまあまあなんです・・・」と、一瞬だけど太めの美少女に見えた佐和子さんが熱心に相談してきた。

温泉街では、こんなことも起こるのか。俺は佐和子さんの息子の進路をろれつの回らない話し方でアドバイスしてから、店で借りたビニール傘をさして、雪道をヨタヨタと温泉旅館へ向かった。
雪は白いカーテンのように視界を閉ざし、俺は宿泊先に戻る道がわからなくなったさ。横丁の途中で引き返し、川沿いの道を歩きながら泣きそうになった。
途中で無性に眠くなったけど、このまま寝たら雪山の遭難と同じ。俺は温泉街で凍死するわけにはいかんのじゃー。俺は最後の力をふりしぼり、記憶にある景色を頼りに温泉旅館までたどりついた。すでに深夜になっていたさ。

部屋に戻ると、灯りをつけたまま、ユウジとジンタがいびきをかきながら眠っていた。ジンタはなぜかパンツをはいておらず、しおれた包茎チ○ポが丸見えじゃった。陰毛も薄い。まるで中学生のチ○ポじゃねぇか・・・。
俺の意識は9割眠っていたが、ケケケケ、と声をあげて笑ったことだけは覚えているべさ。
「どこがソープランドじゃ」「なにがプリプリの美少女が相手じゃ」と文句を言いたかったけど、二人の幸せそうな寝顔を見ていたら、そんな文句も忘れてしまったさ。
とにかく、不思議なおかしさが雪のように降り積もった夜じゃった。
これもまた楽しい思い出として、俺たちの間では語り継がれるんじゃろなあ。