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解き放たれた欲望と暴れだす肉体……60分一本勝負における天国と地獄 Part1
「好みのタイプは?」
そう聞かれると正直なところ答えに窮する。ルックスに関しては……いわゆる美人タイプがいいな~。それよりも、こだわりたいのはプロポーションですよ! “くびれ”があると嬉しいですね~。そんなウエストラインにオンナを感じてしまうというか、萌えてしまうというか……と、そんなボクの好みの話はさておき。
まぁ、要するにウエストラインに女らしさを感じてしまうボクですが、風俗ライターとして取材をしていると、イロイロなウエストに出会う。簡単に分析してみると、人気のある嬢ほど、キュッとしている。これはもちろん、努力の賜物であり、そういったプロ意識が人気につながっているのだろう。一方、待合室にいつもいる嬢……つまり、待機が多い嬢のウエストは……。まぁ、一概にウエストで人気が決まるとも言うのも、やや乱暴な結論ではありますが。
さて、今から6年前のこと。あるSM系雑誌の編集部に呼ばれたボクは仕事を依頼された。
「あのさ~、某SM店の“格闘プレイ”の体験取材、してみない?」
そう言った副編集長の表情はニヤニヤしている。ちなみに格闘技プレイとは、女王様に一方的に責められるのだが、その手段がパンチやキック、関節技と、格闘技やプロレスを連想させるものだ。もともとMっ気があるボクは興味を持ったので快諾した。しかし、この返事がある意味、地獄であり天国。天国であり地獄への片道切符だったとは……。
取材日のこと。その店のプレイルームへ行って驚いた。部屋の中央に正方形のマットが敷いてあり、その四方に鉄柱が立ち、ロープが張られているではないか。そう、本物のそれに比べてみると小さいながらもリングになっているのである。思わず、“へぇ~、本格的なんだ……”と驚いた次第であった。
そして、そこで待っていたのは……アンナ女王様。身長175センチでボクよりも高く、なによりもガッチリとした肩幅が、いかにもアスリートという感じだ。聞けば学生時代ハンドボールと水球をやっていたとか。
「実は某女子プロレス団体の練習生だったのよ(ニヤリ)」(アンナ女王様談)
そのバックボーンで格闘技プレイとは、つまり……ホンモノである。どうりで、醸し出す雰囲気が迫力に満ちているワケである。そんな体格なので漆黒のボンデージは、失礼ながらどことなく微妙であり、心なしか窮屈そうでもある。それほどの肉体のボリュームがあったのだ。それでも、締まったウエストに格闘家的なストイックさを感じずにいられなかったボクである。
さて。プレイ、というか取材のスタートである。動画収録も無いのにも関わらず、なぜかゴングが鳴らされてのスタートとなった。
ちなみに、この格闘プレイは、男性、つまり、お客さん側は一切の攻撃が許されず、受身のみ。それゆえに、“女王様にどのように責められたいか?”という意思がポイントになってくるのである。Mっ気の多いボクであるが、取材であることと、格闘プレイ自体が初体験だったので、“アンナ女王様におまかせします!”と、お願いしていた。
その結果、まず、リング中央でガッチリと首四つの体勢にさせられたかと思うと、いきなり、首投げで投げられた。そして、プロレス技でいうところの羽折り固めの状態に……。もちろん、手加減をしているのであるが、ガッチリと極まって痛いし、何よりも身動きもできない。すると……なんと、アンナ女王様はボクの耳に息を吹きかけてきた。それもワザとイヤらしく……。さらに、軽く噛んでこられた。予測できない事態だったことと、ちょっと刺激的だったのでボクの股間は思わず、半勃ち状態に……。
「あら? この程度の技で感じちゃってるの? “試合”はまだまだ続くのに大丈夫かしら?」
……どうやら、これはプレイではなく、“試合”らしい。プレイタイムは1時間。つまり、『60分一本勝負』なのである。




