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『発射の数だけ出会いがある!?』part3
「私、有名人になりたいんですよ! いや、絶対になりますって! だから、その時も応援してくださいよ、絶対に!」
今から5年前ほどのことだろうか。あるお店のHちゃんという女のコを取材したときのこと。“将来の目標は?”という質問に彼女は力強く、冒頭の言葉を言った。いや、言ったというよりも、それは宣誓に近いものがあり、断言だった。
その言葉を表すようにHちゃんは、いわゆる顔出しの取材を率先して受け、さらには体験取材も誌面だけではなく動画でもOKという、いわばNG無し嬢だ。我々風俗マスコミにとっては非常にありがたい存在であり、それゆえにボクも何度も取材をした。そして、元来、人なつっこい性格なのだろう。取材を重ねるたびに仲良くなっていったが、会うたびに冒頭の言葉を言っていたものだ。
Hちゃんは芸能界で活躍したいからと、あらゆる習い事をしていたそうだ。特にダンス系が好きだったようで、それはテクニックにも反映されていた。たとえばフェラがリズミカルなのである。ホテルには有線放送が流れていることがほとんどだが、そのBGMのリズムに合わせるかのようにスロートを繰り返すのである。それが激しい曲であれば激しく。ムーディーなものであればムーディーに……。また、彼女自身がそのお客様に合わせて有線放送のチャンネルを選択することもあり、思いのままフェラで快感に導いていた。
「私ぃ、将来、有名になってインタビューを受けるようになったら、特技はフェラです! って言おうかなぁ~なんて(笑)」
爆笑しながら、そんな冗談を言っていたHちゃん。ルックスは芸能界を目指しているだけに美人だし、性格もバツグンだ。だからこそ、人気ナンバー1になったし、風俗業界では有名人になっていた。そんな彼女が風俗で働く理由は、前述したが多くの習い事をしているのでレッスン料が必要だったこと。そして、一応、芸能プロダクションに所属していたのだが、オーディションを受けるのにもお金がかかるそうで、そのために頑張ってるのだという。そのため、生活も質素にしていたそうで、思えば人気嬢のわりには普段着の洋服も地味だったものだ。
そんなHちゃんがチャンスをつかんだ。その経緯はあえてここでは書かないが、結果としては、いわゆる芸能界デビューを果たしたのだ。今ではテレビや雑誌で毎日のように、その顔を見るほどの売れっぷりだ。ちなみに彼女のデビューが決まった時のこと。そのお店に彼女の事務所のスタッフを名乗る人物が現れ、パソコンのデータなど在籍していた事実を一切抹消するようにお願いされたとか。それは彼女を扱った風俗媒体にまで及んだそうだ。また、ボク自身、彼女のデビューイベントに行ったが、ボクを発見した本人は少し驚いたような顔の中に申し訳なそうな表情をしたのが印象的だった。ちなみに、その後、彼女のインタビューを何度か見たが、「特技はフェラ」だなんて一度も言っていない(笑)。
と、時にはこのような出会いがあるのが風俗の醍醐味であり、ボクが風俗ライター及び風俗ファンであり続ける理由の一つだ。彼女たちの口の中や手の中で発射した数だけの出会いがあり、その全てが思い出だ。そして、その中でも印象が強い女のコは何かを背負っていたり、シッカリとした将来の目標を持っていたりす女のコだったりする。それは、これから先、何百人もの女のコに出会ったとしても変わることはないだろう。




