『秋の夜長に詠みたいのは彼女との恋物語…』part3

 初めての夜這いプレイをした翌日の夜。なぜか、ウズウズしている自分がいた。そして、次の日の夜も、また次の日の夜も……雫ちゃんに会いたくなっている自分がいた。それは、弓張りの月が満ちて満月へと変わるかのように、会いたい気持ちで満ちていくかのようであった。それでも、結局、諸事情でお店へ行ったのは偶然にも前回から10日後だった。で、料金を払う時に驚いた。なんと5千円引きなのだ。なんでも、この夜這いプレイは満月の日は5千円引きなのだとか。だから、雫ちゃんは「10日後に……」と言ってたのだ。
 前回同様に湯屋でシャワーを浴び、雫ちゃんが待つ部屋へ……扉を開けて驚いた。襦袢かと思ったら違うのだ。暗がりの中でもわかるが、黒い和服……喪服だ。どうやら、今宵の雫ちゃんは未亡人という設定のようだ。なので、ボクはただ責めるのではなく、“奥さん、ヤリたくてもヤれないからウズウズしてんだろ?”とか、“昔のことは忘れて、もっとエロくなれよ……”といった感じで、少し汚い口調で言葉責めをすることにした。そしてバストを揉むと、前回以上に感じているようだ。なので、今回はいきなり、電マを使うことにした。すると、カラダをビクンビクンさせながら感じ、悶える雫ちゃん。
「お願い! もっと激しく責めて、あの人を忘れさせて!」
 もちろん、雫ちゃんは結婚してないし、夫とも死別したわけではない。でも、なりきっているのだ、未亡人という役に。そう、これこそも風俗の醍醐味だ。つまり、徹底的にその世界で遊べば遊ぶほど、面白さも増すのだ。この時、一切の恥じらいを捨てること。これがイメクラの必勝法でもある。
「わ、わたし……飢えてるの!」
 そう言うやいなや、ボクの責めもそこそこに、いきなり雫ちゃんが責めてきた。まず、キスであるが、ボクの唇をむさぼるように吸ってくる。本当に飢えてるのでは? そう思わせるほどの積極さだ。もちろん、それが乳首責めになっても同様で、前回とは違い激しく、時には甘噛みを交えて責めてくる。なんか、ボクが夜這いに遭っているようでもある。これではまるで『逆夜這い』ではないか! なので、ボクは寝たフリをして布団に横たわった。すると、舌の動きは止めずに、ボクの乳首をコリコリっとしながら全身リップをしてきた。これが、最高の快感で、チン先からガマン汁がドバドバと流れてきた。
「こんなに濡れてるんだからローションいらないほどよ!」
 嬉々とした表情を浮かべて、雫ちゃんは今度は手コキを決行。スナップが効いていて、なかなかの快感を味わえるのだが、やはり、最後はお口のなかでイキたい! そんなボクの願いが通じたのだろうか。今度は顔を股間に埋める雫ちゃん。リズミカルにスロートすれば、当然のことながら爆発しそうになるのは言うまでもない。
「あなたがそんなに感じてくれているから、わたしもダンナのこと忘れられそうよ」
 そんな言葉を聞いたら興奮度もMAX! さらに加速した雫ちゃんのディープスロートの前にはなすすべも無く……行灯の光に照らされながらボクはカラダをのけぞらせて感じてしまった。仄暗い中でカラダが躍るのがわかった。
「夫よりも、あなたを好きになっちゃいそう……」
 プレイ後、いたずらな表情を浮かべ、そう言いながら抱きついてきた雫ちゃん。最後の最後まで、未亡人を演じきったのはお見事だ。思えば、エッチに関して、こだわりを持っていれば持っているほど楽しめるのがイメクラだろう。なりたい自分になって新たな快感を探してみる。そう、物語の主人公になってこそ、イメクラという風俗の醍醐味を味わえるのではないだろうか。