『出会いが何よりもの財産……だと思う』part2

 翌日、『N』へ電話したところ、あいにくユリさんはお休みだった。なので、翌々日に再び『N』へ……。もちろん、ユリさんを指名した。
「ね、当たったでしょ?」
 ボクの顔を見るなり、彼女はニッコリしてそう言った。ボクはうなずくしかなかった。
「じゃあ、今日も楽しみましょう!」
 そう言いながら、あの狭いシャワーへ。なんだか、この前よりも密着感を感じているのは気のせいか? 
「狭いから、普段、しないんだけど……お客様、私のことを信じてくれたので……」
 と、ボディ洗いをしてきたユリさん。さらには壷洗いまでしてきた。これは間違いなく、密着感増大である。
 部屋に戻ってからは、まずはキスから始まったが、やはり前回には感じなかった情熱的なものであり、すべてを吸い込まれてしまいそうな感じである。それは、彼女が占いに凝っていることを知っているので、イメージとしてなんとなく魔性を感じてしまったのかもしれない。当然、その後の全身リップでも同じ感想を抱いた。このままボクはユリさんに全てを吸われて骨抜きにされてしまうのではないか……とすら思えてきた。しかし、骨抜きにされても股間はガッツリと仁王立ちなのである。
「元気ですね~。そういえば、お客様、今日の下着、緑色でしたよね? あの色、お客様の守護色なんです。そんな色に包まれていたから元気なのかしら?」
 へぇ~、そうなんだ。ボクの股間は守護色に包まれていたから元気なのか~……そう思うと、さらに元気になってきた感じがした。そして、それは現実としてはちきれんばかりの大きさとなり、ユリさんの口の中を占拠していた。しかし、彼女も、怒りの大蛇を鎮めようとする祈祷師のごとく、一心不乱にボクの肉棒にしゃぶりつく。繊細に舐めていた前回とは違い、もちろん手を抜くわけではないのだけれど、激しく、時には荒々しくジュボジュボと音をたてながらフェラを繰り出すではないか。股間にもぐりこんで顔をあげた瞬間、上目づかいで見つめられるとタマらないではないか! そう、タマらないということで大放出してザーメンタンクを空っぽにしてしまったボク。
「お客様、疲れてたでしょ? でも、私がスッキリしてあげたから大丈夫!」
 あ~、そういうえばオーバーワークで疲れてたかも……と思いつつ、たしかに股間がスッキリして新たに“やる気”が漲ってきたのを覚えたほどだ。
「そういえば、ボクの守護色が緑色って言ってたけど……」
「うん、そうよ。あとは黄色と白ね。でも、守護色は星の動きとかで定期的に違ってくるから、気になったら、また私に会いにきてネ!」
 ふ~ん、そうなのか~。でも、なんで、そんなに詳しいの? ボクは疑問をぶつけた。
「う~ん……もともと少し霊感が強かったのね、私。で、せっかくならばお客様を幸せな方向に導きたいな~と思って。それで勉強したのよ、いろいろ。でも、本当は……」
 なんと、ギャンブル好きなお客さんから『下の毛』をねだられることが多く、“抜くと痛くてイヤなので……”ということで、占いなどを勉強したそうだ(笑)。なので、プレイ終了後、お客さんが帰る時にタロットカードをひいてもらい、イロイロなアドバイスをするようになったそうな。で、プレイよりも彼女からのアドバイスを聞きたくて来店する常連さんもいるそうな。へぇ~、そうなんだ、スゴイなぁ~。そう思いつつ、帰る途中でパチンコをして前回ほどではないが、またもや勝った。そして、そのパチンコの途中で某出版社の風俗誌編集部から呼び出しがかかった。なんでも、新しい企画について相談したいとのこと。やった! フリーランスにとっては仕事が増えることが何よりもありがたい。


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