『出会いが何よりもの財産……だと思う』part1

 自分の仕事について、『フリーランス』といえば、なんとなく格好良く聞こえるが、実のところ自営業なんて、その日暮らしの身だ。このご時世、先々が不安になるし“誰か未来を占ってくれ!”と思うことも多々だ。しかし、先々が不安だと思いつつもイチかバチの勝負をしたくなるのが男という生き物で……まぁ、パチンコをしたくなるだけですが。
 そうそう、“誰か未来を占ってくれ!”といえば、どうして女のコって、占いが好きなんでしょうか? 占ってもらうことが好きなコがほとんでしょうが、中には自分が他人を占うほどのめり込んでるコもいますよね。取材で風俗店の待機場へ行くと、雑誌の占いコーナーを熟読していたり、他の女のコの手相を見ている女のコが多かったりするのだ。
 と、何の脈略も無いようなことをツラツラと綴ってきたが、この後、ちゃんとつながるので、もう少しボクの話しに付き合っていただきたい。
 さて、1年前のある日、イチかバチを夢見てパチンコをしたくなったボク。で、勝ったら風俗で遊ぼうかな~と思いつつ、軍資金が入った財布の中身を見てフと思った。
「充分、風俗に行ける金額じゃん! パチンコは勝つかもしれないが負けることが大半……だったら、最初から風俗で遊ぶか!」
 しかし、突然、思い立ったもので、店はもちろん、地域もどこで遊ぶかを考えていない。それでも、まぁ、なんとかなるだろうと、都内屈指の某繁華街へと足を運んだ。案内所で情報を得るのもいいけど、ここは一つ風俗ライターとしての勘を信じて店へ飛び込むことにした。つまり、そうすると選択肢は店舗型ヘルスであるが、看板を見て“コレは!”と思ったら入店することにした。そして、もう一つ、この時に決めたのが指名をしない、つまりフリーで入ることにした。結果、ボクは『N』という店の扉を開けた。店舗型、指名料抜きということで思った以上に安く遊べるのも魅力だった。
 スタッフに案内されてドアを開けると、そこにはユリさんという女性が立っていた。
「よろしくね!」
 なかなかフレンドリーな彼女。シャワーは店舗型ならではの共有である。普段、ホテヘル・デリヘルに慣れているとシャワールームの狭さを改めて感じつつ。それでも、狭さならではの密着感もなかなか捨て難い。
 プレイも個室とはいえ、両サイドの“ここは動物園か?”的な声は丸聞こえである。ホテルの部屋ならば思い切り声をあげるが……なんとなく恥ずかしくてガマンしつつ。しかし、声は出なくても白濁液は出てしまった、あっけなく。それほどユリさんのテクニックは最高で、肉棒全体を包むように舐めるフェラの感触はプレイ後、しばらく股間に残ってたほどだ。
「実は、パチンコに行くか、風俗で遊ぶか迷ったんだ」
 プレイ後、少し時間が残ったので世間話的にボクは話した。すると、ユリさんは突然、自分のバッグからカードのようなものを取り出し、ボクの目の前に数枚並べた。そして、3枚、好きなものを選ぶように指示した。言われるままに選ぶボク。そして、そのカードを見てこう言った。
「夜になったら自分の誕生日にまつわる数字のところで勝負してみれば?」
 どうやら占い好きのようである、ユリさんは。で、帰り際にこう言った。
「当たった時のお礼は……今度は指名してね! フリーではなく(笑)」
 ボクは言われるがままに、夜9時過ぎにパチンコ店へ。そして、自分の誕生日と同じ数字の台に座った。すると! 出たのである。勝ったのである。それは『N』の60分コースを指名料込みで6回ほど遊べる金額であった……。


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