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『汚々マイガーッ!(泣)』part1
風俗ライターという仕事をしていて、よく質問されることがある。
「風俗でイヤな思いをしたことがないんですか?」
と、いう質問ですが……いやな思いかぁ。そういえば、仕事としてはないなぁ、仕事としては。基本的にヤバそうな店の取材はパスするんで(笑)。まぁ、驚いた体験は多々ありますよ、仕事中に。
たとえば、今から数年前に某氏の浄化作戦によって都内の風俗店が一斉摘発された時のこと。当時、マンションに受付とプレイルームがあることが暗黙の了解だったワケだ。なので、取材もそのマンションの一室で行っていた。で、ボクはその摘発の当日に取材をしていたのだが、スタッフから携帯が鳴り、電話に出るなり、“イリさん、何も言わずに逃げて!”と絶叫。ちなみに、その時は体験取材という事態(笑)。1分以内で着替え、撤収でマンションの下に降りたらパトカーが5台止まってて冷や汗を流したこと。
また、その浄化作戦によって都内の店がホテヘルになったワケだが、その流れについていけなかったのが実はホテルだったりした。つまり、突然の顧客増大などでてんやわんやしていたものだ。ドアを開けたら、まだ掃除スタッフがいたとか(笑)。一番、印象的なのは、騎乗位素股の撮影をしていた時のこと。モデルの女のコが実践同様に激しく腰を動かしていたら突然、“バキッ!”という音がして同時に二人のカラダがずり落ちた。なんと、老朽化していたベッドの脚が折れたのだ。
と、まぁ、驚いてはいるがイヤな思いはない、仕事では。そう、“仕事では”……。と、いうことでプライベートでは、けっこうあります。そりゃ、まぁ、元来、風俗好きなので遊べば外す可能性も高まるってもんです。そのいくつかを挙げてみると……。
まず、初めて“洗礼”を受けたのは8年位前の東京某所の店でのこと。それは、箱ヘル(未承諾店…まぁ、当時は普通だったけど)だったのですが。やけに女のコが積極的なんです。つまり、本○をそそのかしてくるのだ。もちろん、追加料金を提示してきた。別に払えない金額ではない。しかし、ボク自身のポリシーで「たとえ気持ちイイことでも、やっちゃいけないことはやらない」というものがある。それが風俗への礼儀だと思っているからだ。なので、キッパリ断った。すると……。
「アンタ、私が誘ってるのに、なによ! どんだけ偉いのよ!」
そんな感じで騒ぎ出した。まぁ、偉ぶるつもりはないけど、一応、お客さんだしなぁ(苦笑)。ちなみに、箱ヘルである。箱ヘルといっても壁はベニヤ板程度の厚さ……ていうか薄さである。つまり、周囲に丸聞こえだ。当然のことながら、何事かとスタッフ達がやってきた。そして、“何かありましたか?”と聞いてきたので、ボクが正直に答えようとすると、その女のコが言った。
「この客、ふざけてんの! 私と本○しないの!」
…………と、『…』を何個か使いたくなるほどの沈黙が訪れた。そして、ボクは腰にバスタオルを巻いて部屋のドアを開けた。すると、申し訳なさそうな顔をしたスタッフが立っていてこう言った。
「すみません、彼女、最近、少しおかしくて……」
いや、少しどころじゃないと思うが……。ボクはそそくさと着替えて店を出ることにした。すると、帰り際、スタッフが“プレイ代、お返しします”と封筒に入った現金と次回優待券、つまり無料招待券。さらに、このことは穏便に済ませていただきたいという感じの手紙が入っていた。もちろん、その優待券は使っていない。
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