インテリ女子にいじめられるフーゾク探偵の萌える秋part1

夏は家出少女たちの探索に追われた探偵の仕事は秋になっても忙しい。
今回の依頼は、「有名大学に通う女子大生の娘が風俗店で働いているのではないか、それを調べて欲しい」というものだった。
富山県から上京してきた父親は大学教授、母親は高校教師。ともに知的な雰囲気を漂わせた紳士淑女といった佇まいだった。
こういう依頼が増えている背景として、女子大生が風俗店で働くことが珍しくなくなっていることが挙げられる。就職氷河期なので女子大生がどんどん風俗店に就職していることがマスコミで紹介されているので、親からすればいろんな面で心配でならないだろう。

僕は依頼主の娘の名前、現住所、身長などの情報を聞き、写真を借りて、さっそく調査に入った。女子大生は大人びたルックスで、25歳くらいに見えた。ちょっと気の強そうな顔つき。参議院議員に当選した三原じゅんこの若い頃に似ていた。といってもヤンキー風ではなく、ヤンキー度数をグンと薄め、知的な雰囲気を大量に注入したような雰囲気だ。さすが某有名大学に在籍しているだけある。偏差値の高い顔だ。

娘が風俗店に勤めていることを突き止めるのは簡単だった。彼女のマンションの住所を教えてもらえば、あとはバレないように尾行を続けるだけ。
尾行2日目に彼女がある風俗店に勤めていることがわかった。その店は、OLコスプレを売りにするイメクラだった。彼女にぴったりの店だと直感した。
仕事は本来、これで終了する。彼女が店に入る姿を隠しカメラで撮影すれば、それが動かぬ証拠となる。両親には写真をレポートに添付して渡す。そして依頼料金の残額をもらう。と、いつもはこれで追跡は終わるところだが、僕は彼女に個人的な興味を抱いた。

その日の夜、僕は彼女が店に入ったのを見届けてから、その店のドアを開けた。
受付で女子大生の写真を確認した。店では「りりこ」と名乗っていた。
「予約してないが、りりこを指名したい」
そう告げると、受付の茶髪の青年は「りりこちゃんは今日予約入ってないので、すぐにOKですよ」
安心した。僕は好みの制服を選び、料金を払って、指定されたホテルに向かった。到着後、部屋番号を店の受付に伝えた。
さて、女子大生はどんな肉体を披露してくれるのか。その偏差値の高さを堪能してやろうではないか。

しばらくして大きなバッグを肩に下げた彼女がやってきた。そのバッグに制服が入っているのだろう。娘は写真で見るよりクールな印象だった。
「お客さんがシャワーしているあいだに、わたしは制服に着替えるから」
その声は、知的で冷たかった。僕は見下されているにように感じた。確かに僕は三流私立大学を卒業している。そして、今ではフーゾク探偵を仕事としている。でも、見下すような態度はないだろう。・・・いや、でも、嫌じゃない。軽いいじめは、むしろ歓迎だ。
「お客さん、ダニエル・カーネマンのプロスペクト理論、知ってる?」
僕は不意を突かれた。彼女の発する言葉の意味がまったくわからなかったのだ。
「ギャンブルのようなケースでお金を使う際に、得をした時の嬉しさよりも損した時の悔しさが大きく感じられるという理論です。関数のグラフを用いて数学的に証明されているんだけど・・・」
「ああ、あの理論ね。まあ、あれは机上の空論だと僕は、まあ、思っているわけだけど・・・」と、僕は知ったかぶりをしたけれど、それがどんな理論なのか、僕にはまったく意味不明だった。
「そう。じゃあ、話が早いですね。今日はわたしを選んで損をしたと思われないようにするから」
と、りりこは笑顔ひとつ見せずに吐き出すように言い放ったのだった。

フーゾク探偵、熱帯夜に新感覚風俗店をクルージングpart3

しばらくすると、彼女の淫語スイッチが入った。
「お客さんの大人のチ×ポ、見てみたいな。使いすぎて真っ黒でしょ。小さいの、それとも1リットルのペットボトルくらいでっかい? 」
おっ、軌道修正してきたな。そうとう訓練されているよ、この女。さては、地獄の研修を受けたな。
「おー、そうじゃ、そうじゃ。わしのチ×ポは立派すぎて、おなごにはまぶしすぎて、すぐには見せられんけんのお」と、龍馬語で対抗した。
彼女はすかさず、「龍馬さま、うちをののしってください。うちは過ちを犯しました。桂小五郎さまと交わりました。どうか、お許しください」とキャラを変えてきた。
これは演技力が必要な風俗だ。あなどれないぞ、「淫語サークル」。
「お龍、そこでおまえの××××を広げ、自分でなぐさめるんじゃ。そしたら許してやるけん」
彼女はパンティストッキングを脱ぎ、下着をとり、濃い陰毛をかきわけてワレメに指を添えて、自身をなぐさめた。おいおい、そんな姿を見たら、再び勃起するじゃないか。
事実、勃起した。勃起したら射精したくなる。そして、その日、2度目のオナニーをした。1日で2度もするなんて、久しぶりだった。
射精したあとで彼女に聞いた。
「さっきキミが言った不動産会社のOLさんって、あれ、本当でしょう?」
「バレてましたか。お客さん、鋭い人ですねぇ。この新種の風俗店は某不動産会社の新規事業で、わたしは総合職で採用されたんだけど、なぜか今はここで淫語をぶちまけたり、聞いたりする業務を担当している。これも業務なんです」
よーし、これで2つ目の案件の調査終了だ。

その日、最後に出向いたのは、家庭料理をふるまう風俗店だった。すでに夜11時を過ぎていた。気温はまだ30度くらいはありそうだった。
熱帯夜のクルージングは疲れる。もう限界だ。休みたい。
その家庭料理をふるまう風俗店で遅い晩飯をいただくとするか・・・。

この調査の依頼主は親ではなく夫だった。
「僕の給料が減ったので、妻が仕事を始めたんだけど、どうも風俗店みたいだ。妻は料理をつくる仕事だと説明したが、それにしては化粧が濃くなった。妻を尾行して、どんな仕事をしているのか、すべてをレポートしてほしい」
そういう依頼だった。ほとんどの夫はすべてを知りたいと言うわりに、そのとおりにするとショックで立ち直れなくなるものだ。

源氏名がわからないので、受付で写真を見せてもらった。依頼主の夫から借りた写真に似た女性がひとりいた。名前はレイコ。確信した。依頼主の妻だ。
それにしても、ハードに疲れた。僕は通された小さな部屋にあるベッドに倒れるように身体を投げ出した。
しばらくしたらドアをノックする音がした。
「指名していただいたレイコですぅ。わたしがつくった料理をお持ちしました」
ふー、ようやく晩飯だ。小さなテーブルの上に料理が並べられた。
その日の献立は、焼きサバ、タコときゅうりの酢の物、冷ややっこ、味噌汁だった。
僕はすぐに料理に箸をつけた。
「・・・お姉さん、この店は画期的かつ革命的な店だねぇ。家庭料理をいただけるイメクラとは・・・驚いたよ」
「食事をして自宅のようにくつろいでもらい、まるで夫婦のように一緒にお風呂に入り、愛し合う。それだけに時間が長く、料金を高くなりますが、単身赴任の男性や未婚の男性には大好評です」
「・・・で、お姉さんは結婚してるでしょう?」
ここは直球勝負だ。
「あら、お客さん、わかりますか。じつは主婦なんです」
「ご主人はこの仕事をしていることを知ってるの?」
「いいえ、内緒にしています。でも、夫よりも高給を得られるようになって、わたしはもう夫は必要ないなって思えるようになってきました」
この会話はすべてICレコーダーで録音してある。これが証拠になるのだ。

それにしても、食事と彼女、どちらもおいしかった。とくに相手が人妻だとわかると、今日はすでに2回射精しているのに、立派に勃起した。レイコさんは僕の股間にぶらさがるナスビを大きな口にふくんでくれた。キ×タマも丁寧にしゃぶってくれた。
「レイコさん、こんなことして、ご主人に悪いと思わないの?」
チ×ポをくわえられながら、僕はそう質問した。
「ええ、まったく罪悪感はありません。だって主人はわたしがつくった料理を一度も『おいしい』って言ってくれたことがないんですよ」
うーん、これは夫の側にも問題があるなあ。
それにしてもレイコさん、きれいなバストだ。では、そろそろ赤貝をいいだきますか。オリジナルの汁も出ているみたいだし・・・。

家庭料理をふるまう風俗店、僕はこれから仕事がなくても通うかもしれないという予感を味わいながら、僕はレイコさんが出す汁をしゃぶった。しょっぱい味つけだったけど、連日の風俗店クルージングで疲労が蓄積している僕には、ちょうどいい塩加減に思えた。
僕はこんな感じで利用者の気持ちをがっちりつかむ新たな風俗サービスがどんどん登場することを期待する。探偵の仕事も増えそうだから大歓迎だよ。

フーゾク探偵、熱帯夜に新感覚風俗店をクルージングpart2

ミルクちゃんに見られながら、腰僕は勃起した。最初はこんな場所で勃起するかどうか不安だったけど、スリルがあって心地よかった。
話し声がしないと店の人は不審に思うかもしれないと考え、僕はミルクちゃんに話かけながら、ゆっくり時間をかけてしごいた。
「ミルクちゃんは東京生まれ?」
「いいえ、実家は名古屋です」
「はあはあ。そ、それじゃあ、上京してこの仕事を?」
「・・・うーん、なんてゆーか、家出したみたいな・・・」
はあはあ。あれ、早くもガマン汁が出てきたぞ。早く出して仕事に移らなくちゃ。
「じゃあ、どこに住んでるの?」
「お店のスタッフのマンションに間借りしてるよ。それにしても、世間話しながらオナるお客さんは珍しいよ、マジで」
ミルクちゃんがクスっと笑ったとき、腰のあたりから射精の準備が整ったという合図が届いた。精液がテーブルの上に落ちるよう、腰を浮かせ、僕は射精した。木目のテーブルの上に白い汁がポタポタと落ちた。うしろめたさと快感を同時に味わい、ひとつめの仕事は終わった。
ミルクちゃんは、確かに名古屋から出てきた家出娘だった。僕はおしぼりで精液をふきとり、トイレに行って、ミルクちゃんの親の携帯に電話をした。
「娘さんは××××という店で働いています。詳しいレポートは明日、メールでお送りします」

さて、次の調査先は「淫語サークル」なる風俗店だ。マンションの一室にあり、看板は出ていない。事前に電話かメールで予約を入れてから出向くシステムだ。
僕は昨晩、午後7時に訪ねるよう予約を入れ、承諾のメールをもらっている。
マンションの1回で部屋ナンバーを押し、予約した際の偽名を名乗った。ドアが開き、僕は部屋へ進んだ。
ところで、「淫語サークル」とはどんなサービスなのか? 
予想はつくけど、実態は定かではない。ここはある不動産会社が経営しているらしく、今回依頼してきた中年の夫婦によると、長女が面接をして合格通知をもらったが、勤務先がこのマンションになっていたので不審に思ったのだという。
そこで僕が勤める興信所に依頼があり、僕が調べることになったわけだ。
部屋の前でチャイムを押した。
「予約していた××です」
そう告げるとドアが開いた。30歳くらいの女性が対応してくれた。熟れた果実を連想させるボディ、ほとばしる色気。僕は仕事を忘れそうになった。
「ようこそ、××様。はじめてのご利用、ありがとうございます」
そう言って僕は部屋に案内された。どうやら6畳ほどの部屋が複数用意されているようだ。
「当店のサービスをご案内します。いやらしい言葉を存分におっしゃってください。また、一方的に言われる側でも結構です。途中でオナニーをしたくなったら自由にしてください。女の子にオナニーを要求するのはオプションです」
僕は交代で淫語を言い合えるコースを選び、相手の女の子にオナニーをしてもらえるよう申し出た。これで料金1万円也。

女性の説明が終わり、料金を支払うと、しばらくしてOL風の女性がやってきた。クールな印象の美人だった。さっそく彼女にさぐりを入れることにした。
僕は先制攻撃を仕掛けた。
「おいおい、キミ、OLがこんなところでナニしているんだ。仕事中に××××を濡らしてしまってどうしていいのかわからずにモヤモヤしてたんじゃねぇの?」
彼女はカンがよく、すぐに対応してくれた。
「そーなのよ、もう×××が濡れ濡れなのよ。パンツにシミがついちゃったみたい」
「そんなこと言って、昼間は不動産会社に勤めているくせに」
核心を突いてみた。この店が不動産会社の経営なら、彼女の顔のどこかに動揺の色が出るはずだ。
すると彼女は顔色を変えずに「そーなのよ、昼間は不動産会社のOLよ。でもねぇ、不況だから会社が新規事業に乗り出したのよ。そしたら、わたし、その新規事業に転属することになっちゃって、昼間から×××が△△△になって、もー、チ×ポ、しゃぶりたーいって言葉で言えるようになっちゃったのよ」と、笑って答えたのだった。
本音をジョークのように語るタイプがいる。彼女がそうだ。

フーゾク探偵、熱帯夜に新感覚風俗店をクルージングpart1

今年の夏は真夏日が続き、夜も熱帯夜になる日が多かった。ナニをするにはうんざりし、だらけてしまう季節であっても、探偵の仕事は減るどころか、どんどん増えていった。
たとえば、こんな依頼だ。
「娘が家出をした。探してほしい」
「娘が夏の間だけ風俗店でバイトをしているようだ。どんな店で働いているのか調べてほしい」
「娘がある企業の社員募集を見て応募したところ、内定をもらった。でも、どうも風俗店を経営する会社のようだ。どんな会社なのか調べてほしい」
多くは娘を心配する親からの依頼だ。ごくわずかだが、妻の浮気調査や妻が風俗店で働いているようなので調査してほしいという依頼もある。
これらの仕事を後輩と僕とで手分けしてやるわけだから、目がまわるとはこのことだ。
僕は連日、風俗店が集まる界隈を歩き、家出娘や不倫妻、風俗妻を探し、どんな店なのかを調べて歩いた。

そこで気づいたことがある。知らない間にずいぶん多くの新感覚の風俗店が増えたことだ。
最初に訪ねた店は「アウトドア・オナクラ」というサービスを提供している店だった。
その店で働くミルクちゃんがどうやら名古屋からの家出少女らしいのだ。
その店に出向き、ミルクちゃんを指名した。サービスの内容を聞くと、客はホテルや自宅以外の場所で女の子にオナニーする姿を見せる、というサービスだった。
従来のオナクラは店舗の密室で行われるものだが、この店は女の子を1時間だけ借りて、自分の好きな場所でチ×ポを「見せる」ことができる。
なるほど夏向きのサービスだ、と感心してどうする。ミルクちゃんが家出娘であるかどうかを確かめるのが僕の仕事だ。

受付で料金を払って、待合室で待っていると、ミルクちゃんがやってきた。
「さあ、お客さん、行きましょうか?」
ミルクちゃんの顔は、親が持参した娘の写真とよく似ていた。小森純系の顔だ。しかし、化粧が濃くて素顔がわからない。確信がもてないので、とりあえず客に徹することにした。
「お客さんの好きな場所でしてください」
「ミルクちゃんさあ、こんな街の真ん中で、いったいどこで露出できるっていうの?」
「それがですねえ、ビルの谷間とか駐車場の陰とか、神社、デパートの屋上、オフィスビルの階段とか、都会には意外に死角があるのよ。
そういえば、最近常連さんになった達人は、あえてカフェでするの。どうするのかというと、カフェの奥の席に行って2人が並んで座るの。でね、お客さんはヒザの上に雑誌を壁にするように立てて、そこで露出するの。あとは自分でシコシコ。わたしはその行為を隣から見ているだけ。とってもカンタン! しかもカフェが楽なのは、おしぼりをもらえること。そう、おしぼりで精液をふくのよ」
そんなことをしているのか、僕は驚いたね。
「で、お客さんはどこでする?」
ここで、ミルクちゃんに僕が探偵だと告白すれば逃げられる。まずは信頼をしてもらう必要がある。僕は流行っていない喫茶店を見つけ、そこに彼女を誘って入った。

幸いなことに奥の席があいていた。そこに向かい合わせに座った。そこはレジから死角になったスペース。アイスコーヒーを飲みながら、僕は彼女に客だと信用してもらうため、すぐにファスナーを下して、暑さで疲れ気味のチ×ポをひっぱりだした。
ミルクちゃんはゴクンとツバを飲んだ。喫茶店でチ×ポを露出するなんて生まれてはじめてだった。少し興奮した。

酔いどれ探偵と余分三兄弟のゆくえPart3

股の下からそれを覗き見しながら、「あれっ、この店はトップレスになってくれるの?」と聞いたら、娘は「ナニ言ってるんですか、うちは全裸サービスが売りですよ」とのたまうではないか。
あっ、そうか、全裸サービスのコスプレ回春マッサージか……。すっかり忘れていた。いや、まったく思い出せない。でも、本人が言うんだからそうなんだろう。
マホちゃんは背後から両手で睾丸をもみ、サオをこすり、肛門にオイルをぬってグリグリといじくってきた。
「おお、そこは、肛門じゃないか。僕は、肛門が弱いって問診のときに言わなかったっけ?」
「お客さん、ここは、看護婦さんがサービスする店じゃないですよ。うふふふ……」
と、いう流れで、僕の肛門は娘にいじくられた。酔っ払った状態で肛門をイダスラされるのも、なんだか快感に思えてきたから不思議。
「じゃあ、あおむけになってください」
僕は腰くだけになりながら、腕立て伏せをするように上単身だけ起こし、次に半身になり、マホちゃんのオッパイに手を伸ばした。が、手は空気をつかんだだけ。そこで、ふたたび、ガクン。仕方ないから、イモムシごろごろ作戦。寝たまま、くるりと回転したら、べッドから落ちてしまった。
「あらあら、もう。まるでナマケモノみたいですよ」
床に横たわったまま、僕は床の冷たさが気持ちよくなり、全裸で大の字になった。
「……ああ、マホちゃんだったっけ?」
「はい、マホですぅ」と、あきれ顔の娘に視界のピントが合う。
「酔いどれ刑事はもうベッドに上がれません。だから、ふへぇ、ふわあ……」
「わかりましたよ。床の上でマッサージしちゃいますぅ」
「ほわぃと、いや、それは英語で白だ。ふぁいと、いっぱつ、抜いて、ぐださいっーの!」
「はいはい、わかりましたよ」
と、それから僕は目を閉じたまま、快感に身をゆだねた……と書きたいところだけど、よく覚えていない。動かす手を、順手から逆手にして、マホちゃんは最後には両手で拝むようにして、ずっとチ○ポをしごいてくれていたことと、「あらら、少し元気がなくなってきましたねぇ」という声は覚えているけど……。

「お客さん、お客さん! もう時間ですよ!」という声で目が覚めた。
「あれ、ここは? 君は?」
僕は全裸のまま、床の上で眠っていた。腰になぜかバスタオルがかけてあった。娘はコスプレの衣装でも全裸でもなく、普段着を身につけていた。
「もう、お客さんたら、しごいている最中に寝ちゃうんだから……」
「ああ、これは失礼。……で、僕は余分三兄弟を真っ白な液体にして発射したの?」
「……余分三兄弟かどうかは知りませんが、発射はしてませよ。でも、もう時間ですぅ。これで終了ですぅ」
「そ、そんなぁ」
「じゃあ、延長します、か?」
僕は30分延長してもらい、少し酔いが覚めた体で、ふたたび股間を中心にマッサージしてもらうことにした。
しかし、だ。今度はチ○ポが眠ったまま。おい、起きろ、僕の水鉄砲!
「マホちゃんにしゃぶってくれたら勃つかも……」
さりげなくリクエストしてみた。マホちゃんは、「もう、いい加減にしてください」と言いながらも、「さきっちょ、だけ、ですよ」と小さな声でつぶやいて、亀頭の先端だけなめてくれた。
来るか、来ないか……。おお、復活したぁ。
「マホちゃんのおかげで勃つたよ」
「マホ、うれしいですぅ」

しかし、発射するまで、約30分かかり、発射してすぐに洋服を着て店を追い出されるように出た。と、店の前に後輩のK君が立っていた。

「おい、K君。偶然だなあ、こんなところで出会うなんて……。ぼ、僕は、けっしてこの店から出てきたわけじゃないからね。いや、でも実際に出てきたということは、まあ、なんていうか、この店に家出少女が働いているって噂で、ま、その、先日のお客さんが娘を探していたから、ひょっとしたらその娘かなと思ってさあ、内偵してたんだよ……いや、ホントの話……」
するとK君は、きょとんとした顔で僕の顔を直視し、大きく息を吸ったあと、一気にぶちまけるようにまくし立てたのだった。
「先輩、ナニ言ってるんですか、先輩に誘われてこの店に入って……そのとき、先輩は『先に終わったら、店の前で待っていてくれ。これは上司の命令だ』って言ったじゃないですかぁ!」
その大声を聞いて、また少し思い出した。そう、そう、事務所の後輩K君と居酒屋にくりだし、珍しく泥酔したんだ。その勢いで「おい、K君。風俗店にヌキに行くぞ。人生というレースは、抜きつ抜かれつの連続だーっ」とか叫んだあと、居酒屋のある通りの裏にあるピンクの看板の店に入ったんだ。たぶん、おそらく、きっと、入ったのは、コスプレ回春マッサージ店だったと思う。
でも、店の中でどんなサービスをしてもらったのか、よく覚えていない。女の子はユカちゃんだったか、ハマちゃんだったか……右京さんだったか……そんなことはないと思うが、でも、なんだか気分転換になったことだけは確かだ。

僕とK君は無言のまま、ふわふわとした足取りで駅まで向かった。と、そのとき、初めて気づいた。ナニを気づいたかというと、すでに終電が発車したあとだということを。
酔いどれ探偵の「発射」が遅かったから、終電の「発車」に間に合わなかったとは、とほほの結末。酔いどれ探偵とはいえ、終電に間に合うことはオキテである。オキテと言うくらいで、やはり寝ていてはダメだ。風俗店では、オキテなくちゃ。
でも、久しぶりに学生気分に戻ったようで、春風がなんだか肌に気持ちいい5月の夜だった。K君は僕のせいで終電に乗り遅れたといって、少し怒っていたけどね。

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