まさに前戯? ~大阪300秒ロマンス~ Part1

その土地で食べられてきたB級グルメや、地元の人に愛されているヒーローやキャラクターなど、最近、“ご当地モノ”が注目を集めていますよね。
 風俗ライター・編集者という仕事をしてきて気付いたのですが、実は風俗にも“ご当地モノ”が存在するんです。

 たとえば、中部地方の大都市の風俗店(主にヘルス)では、『入場料』が発生する。これは、たとえ遊ばなくてもお店に入っただけで約2,000円程度を払う。つまり、いわゆる「アルバム見学無料」ということが成り立たないのである。
 また、中国地方のある都市では、『ソープランド』を名乗りながら、サービスはヘルスのそれと変わらず。他地方からやってきた客はソープだと思い、いわゆる最後までいこうと思ったら、お店とトラブルになるというケースが多発しているとか。まぁ、このような“ご当地モノ”に出会えることも風俗の醍醐味のひとつである。

 そんなボクが一時期、けっこうハマったのが大阪の風俗だ。それは、かれこれ16年前に遡る。当時、私用で大阪へ行ったときのこと。現地在住の先輩から言われたのだ。
「なぁ、せっかく大阪へ来たんやから“ホテヘル”で遊ばへん?」

『ホテヘル』……それがホテルヘルスであることは、何となく分かっていた。何となく、というのは東京を拠点にしているボクにとって、当時、東京にそのシステムは少なく、利用したことがなかったのだ。

 と、いうことで、ボクが初めて大阪でホテヘルを利用したとこのことだ。それは日本橋一丁目の交差点(通称:日本一の交差点)から歩いて5分ほどの場所に受付があった。驚いたのは、本当にマンションの一室なのだ。そこにカウンターがあり、在籍女性の写真が並べられていた。まぁ、この点は当時の東京の店舗型ヘルスと変わりないといえば変わりない。

 結局、ボクは亜美さんという女性を指名した。そして、システムの説明を受ける。どうやらプレイ料金を払ったら、一度、マンションの外で待機。そして、女性とともにホテルに向かうのだという。ちなみにホテル代は客の負担である。当然のことながら当然なのだが、当時、東京にもマンションに受付がある『マンヘル』なるものが存在した。その場合、受付があるマンションの別室にてプレイをするのだが、部屋代は無料だった。まぁ、ぶっちゃけ違法なことなので現在では存在しないが、懐かしい想い出でである。

真冬の怪談!? 座敷わらしプレイ? Part3

「ごめんなさいね……せっかくの雰囲気が台無しになっちゃったわね……」
 確かにそうである。しかし! 真希さんにはそれを補うテクニックがあった。再び始まったフェラでボクのイチモツは瞬く間に大きくなった。そして、ほどなくして発射! 先ほど途切れた緊張感が、幻だったかのような快感であった。

「ねぇ、まだまだ時間があるの。もう1回、頑張れるでしょ?」
 もちろん! そこで、今度は攻守交替。ひとまずボクが責めることになった。乳首を愛撫しながら、真希さんの股間に顔を埋めてレ~ロレロ! 真希さんのため息交じりの悶え声が聞こえてきた。一通り舐め終わって顔を上げた瞬間、驚いた。先ほどとは違う子供……6歳位の男の子が立っていた。あまりにも夢中になっていたんで気付かなかったのだ。

「ママ、おやつ買うから金ちょうだい!」
「だから、この部屋に入ってきちゃダメだって言ってるでしょ! それにママ、今、お金、持ってないよ!」
「でも……」
 ……仕方ないので、ボクは自分の財布から札を抜き取り子供に渡した。千円札がなく五千円札を渡した。そう、仕方なく……。

「お客さん、本当にごめんなさいね……」
 本当に申し訳なさそうに謝る真希さん。なんでも、2人の子供を抱えているので生活が大変でデリヘルの仕事もしているという。
 そんなことよりもプレイ再開! と、自分に言い聞かせ萎えたイチモツに気合を入れる。まぁ、そこまでしなくても真希さんのフェラテクで、ほどなくして大きくなったのだが……。
 そして、そろそろ二度目のフィニッシュを迎えようとしたときのこと。抱きついてきた真希さんが、こう言った。
「あのね……私、今日、安全日だから……OKよ」
 何がOKなのかは、その流れで分かる。そして、本来、それはやってはいけないことだと分かっている。しかし! 旅先だということで理性がやや失われつつあったのだろう。背徳感を抱きながらも、上になるか? それとも下になるか? そんな考えが頭の中を巡った。そして、ボクは真希さんの希望通り、上になって禁断の扉を開こうとしたその時!
“ガラガラ~”と禁断の扉ではなく、部屋の扉が開いた。そこには、先ほどの男の子が立っていた。
「オジさん(ボクのことです)、おつり~!」

 ……いい加減にせいよ、このガキ! そう叫びたくなるのをガマンしてボクは言った。
「つりはいらねえ、取っておけ!」
 ドラマや時代劇ならば少しはかっこいいけど、その時のボクは全裸。かっこ悪いにもほどがある。もちろん、萎えてしまいプレイは終了。まぁ、犯罪者にならなくて済んだけど。でも、五千円のオプション料を取られたようで少し複雑な気分になったのを今でも覚えている。

 と、いうことで、7年前のこの一件があったことで、温泉地や旅先でのエッチは、ちょっとしたハプニング程度では動揺しないボクなのであった。

真冬の怪談!? 座敷わらしプレイ? Part2

 ほどなくして、1台のワゴン車がやってきた。運転しているのは、いかにも普通の主婦といった感じの女性である。そして、車に乗る際、アイマスクを渡された。なんでも、これから行く場所を知られたくないので許可が下りるまで、目隠しをしてほしいとのこと。ここで少し不安になったのが正直なところだが、Mさんもボクも好奇心が強いので、それに従うことにした。そして、10分ほど走っただろうか。アイマスクを外していいとの許可が下りたので、周囲を見渡すと、そこには一見、何の変哲もない普通の民家があった。そして、その家の居間に通されシステムを聞いた。ちゃんと営業許可書もあり、近所のプレイ専門ルームに行くことで派遣型風俗が成り立つので安心してほしいとのこと。

 さて、肝心なのはお相手となる女性である。その時プレイできる女性を物色。ボクは少し元ヤンっぽい28歳の真希さんをチョイスした。
そして、指定されたプレイルームとやらへ行ってみたら……普通のマンションなのである。そして、指定された部屋の前でチャイムを鳴らすと先ほどの写真のとおりの女性が立っていた。
「お待ちしておりました……」
 丁寧に出迎えてくれるのだが、なんだかぎこちないのは、やはり元ヤンだからなのだろうか? それでも、玄関先でいきなりのキスは濃厚かつ情熱的で、これはプレイにも期待できるかも……そう思った。
 部屋を案内され、“用意をするので待ちください”と言い残して真希さんは部屋を出ていった。そして待つこと5分……まだ来ない。10分後……まだ来ない。15分後にようやく部屋に戻ってきた。
「ごめんなさい、用事ができちゃって遅くなって。……ねぇ、今日は楽しみましょ!」
 そう言いながら、再びキスをしてきた真希さん。プリプリの唇は気持ちよく、これでフェラされたら……そう思うだけで股間がムクムクと元気になったほどである。

 まずはシャワーである。バスタブにお湯が張られていて、潜望鏡や泡踊りで気持ちよくしてもらった。そしてベッドへ。
 先ほどの潜望鏡でわかったが、真希さんはバツグンのフェラテクの持ち主のようである。
「時間内、何度でもイッテいいのよ……イク?」
 ボクは頷くのみであり、それを確認した真希さんの唇の動きは早くなり、スロートも奥深くなり、もうそろそろ絶頂だ! そう思った瞬間のこと。“ガラガラ~ッ!”と部屋のドアが開いたのだ。そして、そこには3歳位の男の子が立っていた。え? おばけかよ? 子供のおばけだから、ざしきわらしかよ! 一瞬、そう思った。すると……。
「ママ~、寝れない~」
「コラッ! 入ってきちゃダメって言ったでしょ!」
 真希さんが怒り出した。
「だって~……」
「いいから、早くお部屋に戻って寝なさい!」
 少しばつ悪そうな顔で振り向いて真希さんはボクに説明した。なんでも、彼女はシングルマザーで夜はスナックのホステス。昼はデリヘル嬢をしているという。そして、この地域には保育所が無く、夜は母親に子供の面倒を見てもらってるが、その母も働いている昼間は、やむを得ず仕事場に子供を連れてきているという。

真冬の怪談!? 座敷わらしプレイ? Part1

 先日、友人と関東の某有名温泉地へ行った。その温泉街には特に艶めかしいスポットもなく。ただ、一軒だけストリップ劇場があった。その入り口には「人気の○○嬢、東京より見参!」と書かれていた。
 しかし、ボクと友人は「○○なんて、そんなヤツ、知らねぇよ!」と一笑に付してしまうほどのシロモノだった。その他の踊り子さんも「誰、それ?」的な人ばかりだった。つまり、ツッコミどころ満載なのである。
 それでも、ハダカの女性に反応してしまうのが男の悲しいサガであり、なんとなく受付のオバちゃんに料金を支払い、なんだかんだで観覧することになったが……。
 ひと昔どころか、四昔、五昔前のユーロビートが流れる中、ボクと友人は2人で驚いた。先ほど、受付にいたオバちゃんが、踊り子として舞台にいたのだ。
 友人は「フザケんなよ!」と怒っていたが、まぁ、こういうハプニングに出会えるのも旅の醍醐味である。
 と、いうか、温泉地で“ある一件”を経験しているから動じないのが正直なところだ。

 ある一件……それは7年前にさかのぼる。当時、お世話になっていた出版社の新年会は信州の温泉宿で行われることになり、フリーランスで出入りしているボクも参加することになった。
 まぁ、アダルト系の出版社の新年会なので宴会は当然、コンパニオンさんを交えて盛り上がった。そう、盛り上がったんで、その後、下半身も盛り上がる……と思いきや……。
「わたしたち、ピンクコンパニオンじゃありませ~ん!」
 そう言いながら帰ってしまったのだ。まぁ、当然といえば当然の結果なんだけど。と、いうことで、ムラムラした気持ちを抱えたまま就寝した次第。
 そして、2日目のこと。ネタ探しの意味も込めて町の散策をしていたら、お世話になっている編集者のMさんが公衆電話に貼られた小さなカードを発見した。

「私たち人妻の昼間の暇なひとときのお相手をしてください」
 そのカードには、そう書かれていた。どうやら風俗店のチラシのようである。ただ、その地域の条例などを考えると店舗型ではないことは確かだ。すると、デリバリータイプか……。
「イリくん、イッテみる?」
 Mさんはニヤニヤしながらボクに聞いてきた。もちろん、異存は無いので頷くボク。Mさんがカードに書かれた番号に電話をかけてみると、いかにも若奥様という感じの女性が対応に出たそうな。そして、Mさんの話をまとめると、同店は二十代後半から三十代前半の人妻が在籍。本当の人妻なので基本的には昼間のみの営業。そして、プレイは指定の部屋で行うので、客は送迎されるとのこと。よって、ボクはMさんと店から指定された場所で迎えの車を待つことになった。

Meaning of“S” Part3

 取材の序盤戦で思い切り発射してしまったボクのチ○ポはスッカリと縮んでしまった。それでも渚女王様は嬉々とした表情を見せる。
「だってさぁ、オチンチンが回復するまで、どう弄ぼうかと思うと楽しくなっちゃって(ニヤリ)」
 そう言いながら、ベッドの上にイロイロな道具を並べ始めた渚女王様。
「この道具たち、どうすると思う?」
 そんな質問をしてきた。まぁ、それぞれの使い道は想像ができる。たぶん、まずロープで縛られてからローターでいたずらされて……と、その先に起こるであろうことを想像しただけで股間が熱くなってきた!
「そうよ、まずは考えなさい。私がこの後、あなたに何をするのか? でもね、私はあなたが思うような単純な責めはしないわよ。そうね、チェスのように先の先まで読みあって何かを察しなさい。そう、SMのSは察する、サーチ(Search)のSでもあるわ」
 察する……たとえばロープは縛られるとわかる。しかし、それが亀甲縛りなのか? それとも高手小手縛りなのか? そしてそれは、どんな快感が待っているのか?
 蝋燭だって、どこに垂らされるのか? ローターもどこを刺激されるのか? その読みあいの末に快感が待っているのだ。SMって思考の賜物なんだな~と思った次第。

 結局、ボクは亀甲縛りの後に、さらにロープで縛られ吊られた。ローターはロープで固定するように、両乳首とアナルの三箇所に設置された。そして、その姿を鏡に映され、快感に歪む自分の顔を見つめながら、手コキをされたり、じらされたり。時にはイタズラするように耳に息を吹きかけられたり……察しようにも察することができず。しかし、それゆえに未知の快感がカラダを襲った。
「頭で考えて、察した後は思い切り感じなさい!」
 ボクは吊るされたまま、両乳首とアナルの三箇所のローターのスイッチをオンにされたまま、渚女王様の手コキの刑に処された。発射したとき、ボクのカラダが空中でビクンと跳ねた。そして、発射した白濁液が勢い良く床に叩きつけられる瞬間を鏡越しに見た。それは背徳の極みであり、羞恥の極みであり、そして……快感の極みであった。

「結局さぁ、私、SMの世界って、社会で生きていくうえで大切なことだと思うの……」
 渚女王様の言いたいことはなんとなく、わかった。何かを達成するためにはストイックにならなくてはいけない時がある。
 また、たとえばサラリーマンだとしたら、普通のことをやっていたら上には行けない。つまり出世するには、周囲をアッと驚かせる、サプライズを与えるアイデアを持っていることが必要になってくるのでは?
 そして、そのサプライズを考えるには、常にアンテナを張り巡らして、いろいろな物事をサーチしなくてはならないだろう。そう、人生で大切なことが詰まっているのだ。

「今日はお疲れさま。吊るされて疲れたでしょう?」
 取材の撮影班が撤収して二人きりになった時にお茶を差し出しながら、労ってくれた渚女王様。撮影班の前で労わないのは、女王様というイメージを守るためでもあり、“そういうことは人前でするもんじゃないでしょ?”という考えのもとだった。実に奥ゆかしいのである。そして、ボクの目を見つめてこう言った。
「いつも、取材していただき、ありがとね」
 その後、渚女王様の唇がボクの唇を塞いだ。香水の甘い香りと、柔らかい唇にとろけそうになった。それは甘美の世界であり、SMのSはSweetのSなのでは? そう思った。
「いや、これはいつも取材してもらってるお礼よ。サービスのSだわ(笑)」
 ……どうやら、渚女王様のほうが一枚も二枚も……いや、何百枚も上手であり、彼女とのプレイは……いやSMは、女王様のその人生哲学に触れることなのだと実感した次第である。